提案! 設計者は、マウスを左手で使って仕事の効率を上げましょう。

今回は、思いっきり個人の感想です。
残念ながら、科学的な裏付けと言い切れる事実(研究結果など)は見つかりませんでした。
ではありますが、日々の仕事でメリットを実感しています。おすすめですよ。

スポンサーリンク

デル株式会社




マウス左手使いで、右手が自由になる。

マウス操作を左手で行うおかげで、中断しなくてもできる作業一覧。

  • 図面などの紙に鉛筆などで文字を書く(メモを取る)
    Web会議中には特に便利
  • キーボードでの文章入力
  • テンキーやPageUp、PageDownを使う
  • 電話を取る、こちらからかける
  • 遠くの人に合図を送る

全部、右手(利き手)の方が上手にできますよね?
マウス操作のために右手(利き手)の能力を封じるのは、もったいないと思うのです。

それとですね、姿勢が良くなったような気がします。左右のバランスが取れるようになったのではないでしょうか。



マウスを右で操作した方がよいという根拠はなさそう。

右利きも左利きも能力にはっきりとした差はない

有名な研究者やアーティストは左利きが多いというイメージがありますが、はっきりとしたデータはないようです。
本当は右利きなのに、左利きと誤解されて知っている方々も多いです。アインシュタインとかピカソとか。

昔の人なのでどちらかわからないのにイメージで左利きではないかと思われている人もいます。モーツァルトやゴッホなど。

プロ野球選手でも、何らかの事情や目的で意図的に左右転向した人も多いですよね。星飛雄馬さんなど。(昔の漫画じゃないか)

利き手が同じ方が協力しやすいから右利きが増えただけ?

地球人類の90%は右利きらしいですが、他の動物はあまり偏りはないようです。人類は道具を使って協力しながら生き残ってきたので、みんな右利きになってきたのではないかということです。

最初に偶然左利きが多かったら、今も左利きが多数派になっていたかもしれませんね。どちらで作業してもよいのではないでしょうか。

非利き手でできるように努力するメリットはあるのか?

本来右利きの人は左脳が活性化しますが、左手で箸を使うなどすると左脳に加えて右脳も活発になるので認知症の予防効果が期待できるとして研究が行われています。
ネットでも作業療法士業界の論文がたくさん見つかると思います。

何年か前に、テレビで左手で絵を描くと芸術的才能が目覚めるとか言っていたので、2年くらい試してみましたが実感できる効果はありません。
うちの子供も取り立てて才能が目覚めたようには見えません。

今回の調査では、エビデンスと言えるまでの研究結果は見つかりませんでした。まだはっきりしたことは言えないのではないでしょうか。



左手マウスにするときに気を付けること。

左右どちらでも使えるようにしておく

  • マウスは左右対称形状のものにする
  • ボタンの役割設定を右利き仕様のままにする

左手専用の方がフィットしていて、とても使いやすいのですが、ここはあえて左右対称にしましょう。
職場で他の人が使うこともあるかと思います。臨時に貸したり、何かを説明してもらうときに使ってもらったり。
その時に煩わしい思いをさせて、嫌われないようにしましょう。
また、あなたが他の人のPCを操作する時に左手用マウス専用人間になってしまっていてはなさけないです。
右手マウスの時に人差し指で押すボタンを、左手マウスでは薬指になります。慣れるまでは、なかなか上手くいきませんでした。しかし、3か月くらいするとある程度慣れました。
何事も慣れですよ、慣れ。
もしかすると、ピアノを両手で弾けるようになるかもしれません。



常識にとらわれずに、自由に使ってみよう。

医学上のはっきりとしたメリットは見つかりませんでしたが、逆にデメリットもないようです。
個人差はあると思いますが、大きな苦痛でないのでしたら左手マウスを練習してみてはいかがでしょうか?
右手が自由になるメリットは大きいですよ
僕はたまに左手マウスに違和感を感じるので、遺伝子的には完全に右利きなのだと思います。その僕でも左手マウスにメリットを感じています

是非、お試しあれ。



おまけ:昔のCADにはこんなマウスもありました。

人間工学的には???な 平面4ボタンマウス

うちの職場に初めてCADが導入された時には、マウスが左側に配置されていましたね。1990年代の話ですが。
PCを使うことが当たり前でなく、在ってもマウスが無かったりしていましたので違和感は感じなかったですね。その経験があったので、今の左手操作にも適応できているのかもしれません。

その時にシステムに付属してきたマウスが下記のような4ボタンマウスでした。しかも上面が完全な平面なんですよ。人間の指で操作することを全く考えずに設計したような形状でした。
しかも、一度に2つ押しながら操作する場面もあったので、一番手前側のボタンを押すときなどは手がつりそうになるんです。苦行そのものでしたね。
懐かしいですが、2度とあの時に戻りたくありません。

4ボタンマウスの画像

こんな感じだったような。画像が見つかりませんでした。

このCADがEWSという形式で、今のようなPCではなく1台のコンピュータに端末が5台つながっていました。5人が別々に設計をするんですが、CPUは中央の1つだけなんです。インテルの386DXだったと思います。
大したもんですよね。あの頃のインテルさんは輝いていた。(遠い目)



トラックボールやジョイスティック

2000年ごろは、一流会社のCADには高価なトラックボールやジョイスティックが装備されているようなイメージがありました。その時も左手で使っている写真を見た記憶があります。
カタログのイメージ写真なんで、実際に使われていた方が多かったのかどうか知りませんが。

トラックボールとおしゃれなジョイスティック

今回は100%オリジナル画像でお送りしました。完成度の低さはお詫び申し上げます。
以上、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

スポンサーリンク

デル株式会社