起動ドライブ(C:¥)を速いSSDに替えるとPCはキビキビ動くようになるものですが、データドライブ(D:¥)を替えただけ軽快になりました。
おすすめです。
Western Digitalの新型SN570ではなく、旧型のSN550を買いました。
新型のレビュー記事が出回っていない時期だったので、レビュー記事が豊富な旧型を選びました。
ですが、ポチった直後にサイレント改悪(ステルス改悪)の記事を見つけてしまいました。
スポンサーリンク
サイレント改悪とは
家電や自動車のカタログ等に書いてある改善のために予告なく仕様を変更する場合がありますというものと同じでしょうか。
発売当時の物と、2021年夏頃製造の物とはNAND(メモリ)を変更しているらしいのです。
TLCだったものをQLCに変えたのではないかという疑惑。
(カタログにはNANDの種類は明記されていないので、契約違反にはならないということでしょう。)
仮にNANDの種類が変わっているのは目をつむるとしても、速度が800MB/sから400MB/sになっているのは事実のようですからショックですね。半減です。
もう11月ですから、僕のところに届くのも間違いなく改悪品だと思って諦めていました。
ただ、速度が落ちるのは転送を始めてから12GBを超えた時からのようですから、ちょっとずつしか転送しない場合は気が付きません。カタログ値の2,400MB/sの性能が出るということです。
(12GB分だけ、速度の速いSLCタイプのNANDがキャッシュそして搭載されています。)
動画ファイルを大量に詰め込んだフォルダをバックアップ取る場合などは、影響を受けますね。
⇓
今回のSSD購入のいきさつ
起動すると、データ用ドライブが無い!
ドライブが見当たらない
起動10回に1回くらい起こっていました。
一旦再起動すると必ず出てくるんですが、いつか永久にさよならになるのではないかと不安にビクビクです。
CrystalDiskInfoで見ても、特にエラーは無いんです。全項目ブルー(問題なし)です。
繋がっている時は普通に使えていますしね。
データの読み込みが遅い
データの転送速度も遅いんです。
SATA600接続なのですが、SSDへのコピーで70MB/sくらいです。
普通、HDD同士のコピーでも100~150出ますよね。
よし買い替えよう
HDDはコスパ良いけど遅いよね
容量1TBで価格は2倍くらい違いますね
大切なデータを保存しておくには、やっぱり信頼性の高いHDDよね。
・・・と、思っておりました。昔の人なもので。
でも今回調子が悪くなったのは何だ?
そう、HDDです。HDDも壊れる時は壊れます。
それにSSDは前触れなく壊れるので怖いと言われてきました。
でも思い返すと、職場で手配した物を含めて十数個買いましたが、まだ一つも壊れていません。
2014年式のDELL製PCに内蔵されてきたSSDは、まだ現役でCAD用として頑張っています。
健康状態も問題ありません。
容量1TBの場合、HDDなら¥5,000前後でSSDは¥10,000くらいします。
歴然と差がありますね。
転送速度は、HDDで100~150MB/s、SSDで500~3,000MB/s。
安い分以上に遅いですよね。
そろそろSSDに全面的に切り替えてもよいのではないでしょうか。
ケーブルが要らないM.2がいいですね
今回電源ユニットをケーブル着脱式に替えました。
折角なので、ケーブルを無くせるM.2タイプにすることにしました。
ただ、基板の上に寝かせる形なので、放熱性が不安な感じもしますね。
メインメモリのように立たせることはできなかったんでしょうか?
一言でM.2と言っても、3種類ある
速いタイプか(激熱)、遅いタイプか(ほんわか)
接続がNVMeか、HDDと同じSATAか
規格的には3種類あるようです。
- SATAタイプ
- PCIeでNVMeタイプ
- PCIeでAHCIタイプ
転送速度が速いもので調べると、NVMeタイプになりますね。
SATAタイプは若干安価ですが、NVMeタイプも安い物が出てきています。
速度は全然違います。
(SATA:500MB/sくらい、NVMe:2000MB/sくらい)
押し並べて言うと、3,000MB/s級の速いタイプは熱いです。1,000MB/sくらいの物はほんのり暖かいという感じです。
ただ、以前は速いものは発熱がすごくてヒートシンク必須でしたが、最近はあまり発熱しない物も出てきているようですね。
これから買うなら、NVMeで決まりと言うことでよいのではないでしょうか。
AHCIのタイプは、ほとんど見かけませんね。
SONY時代のVAIOに付いて来たことがありました。PCIeタイプだからさぞかし速いだろうと期待していたに、2.5インチタイプのSSDと全く変わらなかったんです。
騙されたように思いましたね。
PCIeで接続しているけれども、通信の方式はHDDと変わらないという謎規格です。
DRAMバッファの有る無し
データを書き込む時に、NANDのどこに書き込むかを管理することが必要になります。
それを管理してくれるのが、DRAMバッファです。
このDRAMが高価なので、それを無くして安価にしましたというのがバッファ無しタイプです。
でもそれだけなら上手く管理できなくなり遅くなってしまうので、PCのメインメモリの一部をちょっとだけ間借りしてバッファとして使うようです。
値段が安くなるなら、良しとしますか。
長持ちするか、早くダメになるか
TBWという指標がある
SSDは書き換え回数が決まっているので、どれくらい書き込めるのかを表した数値がTBWとのこと。
TBはテラバイト。
ですので100TBWならば、そのSSDが壊れるまでに書き込めるデータの総量が100TBになるということですね。
だいたい、50TBW~2000TBWくらいが多いようで、多い方が長持ちするということ。
ただ、使い方によって変わるようなので、あくまで大まかな目安です。
でもまあ、数値が大きめの物を選んでおいた方がよいのでしょうね。
取り敢えず、TBW300以上の物を選んでおけば心配しなくてもよいのではないでしょうか。
信頼できるブランド(メーカーや商社)の方が長持ちの確率が高い
僕は個人的にはSSDではずれを引いたことがないのですが、老舗や大手ブランドしか選んでこなかったからではないかと思っています。
客観的なデータがあるわけではないのですが、信頼できるブランドがどこなのかわからない方は大手ブランドにしておいた方が安心なように思います。
マザーボードのスロットもいろいろ
最近のマザーボードならば、だいたいM.2のスロットはあると思います。
全部同じだと思っていたのですが、マザーボードの仕様表などで下記の点を確認することが必要です。
最悪の場合、買ってきたSSDがセット使えないということも起こります。
- スロット形状がNVMeタイプ用なのか、SATAタイプ用なのか
- PCIe(通信の規格)が2.0なのか、3.0なのか、4.0なのか
- レーン数(倍数)が、X2なのか、X4なのか
- HDDをつなぐポートと排他利用ではないか
一見めんどくさいですが、 取り敢えずNVMeかSATAかだけ確認しておけばOKではないでしょう。
取り付けてみて、動いたらそれでよし。
速いか遅いかは気にしない。
もしHDDが認識されなかったら、つなぐポートを変えてみる。
ということでどうでしょうか?
WDのSN550が無難かな
信頼できるブランドから選びたい
臆病者なので、ストレージは昔から名の通ているブランドにしたいと考えます。
(できれば、自社でチップも製造しているところ。)
世間の評判と自分の経験から、こんな↓ところです。
- 東芝
- SanDisk
- crucial(Micron)
- Transend
- SAMSUNG
- INTEL
- Western Digital
どれも信頼(もちろん100%ではないですが)できるので、どれでもよいと思います。
僕は2.5インチタイプで東芝製が良かった経験があるので、東芝にいい印象を持っています。
その東芝製を買おうとすると、今はWestern Digitalになりますね。
東芝と提携していたSandiskが Western Digitalに買収されました。
ですので、東芝のメモリを買おうとするWDになります。
松竹梅の竹を選ぶ
WDから選ぶとして、爆速のBlackは必要ないし、TBWの低いGreenは不安。
サーバでもないので、Redも違いますね。
中を取って、Blueにしようと思います。
因みにBlueはクリエイター向けらしいです。どういう意味なのか分かりませんが。
SN550 vs 新型のSN570
速いか?
SN550が2,400MB/s、SN570が3,500MB/s。
やっぱり新しい方が速いですね。
長持ちするか?
SN550もSN570も共に、1TBモデルでTBWが600。
同じです。
TBWは書き込むことができる総書き込み量ですが、書き込む条件によって変わるので大まかな目安でしかありません。
値段
SN550が¥11,800で、SN570が¥13,000でした。
明確に違うと思うか、ほとんど同じと考えるか微妙なところです。
SN570は新し過ぎて、レビュー記事が見当たらない
世間の評判を調べるべく、レビュー記事を探しましたがSN570の物は見当たりません。
SSDの世界では新しいほどよいとは限らないので、実績のわかっているSN550の方が安心なのかなという結論になりました。
旧型のSN550を購入しました
当然ですが、取り付けはねじ1本です
M.2なので当たり前ですね。
端子側をソケットに差し込んで、お尻側をねじで締めるだけです。
メモリチップが1つなので、こんなに長い基板は要りませんね。
半分くらいで十分です。
下側のアルミのヒートシンクは、システムドライブのSSDです。
頑張っている時は熱っちっちになるので、付けました。
(2年くらい前のWD・Blackで、256GBモデルです。)
ベンチマーク、まあまあかな
転送速度のベンチマークは、こんな感じです。
使っていて、全く遅さは感じません。
ここで、あれ? カタログ値の2,400より大分遅いねというのに気が付きました。
調べてみると、マザーボードのスロットがPCIeX2でした。
上限が1,600MB/sくらいになるということです。
もしSN570を買っていても、このくらいの速度だったということですね。
隣にあるシステム用のSSDが取付けられているスロットは、X4でした。
速いはずですね。 3,000MB/s以上出ています。
まとめ:SN550不満ありません、快適 快適
DRAMなしタイプですが、速度に全く不満は感じません。
価格が2倍くらいのモデルも多いですが、十分ですね。1TBモデルで、¥11,000前後。
僕が今回買ったSN550は幸い改悪前の品でしたが、これから買われる方は注意してください。
と言っても注意しようがないですね。
今からは、新型のSN570を買った方がよいかもしれません。
おまけ:東北や四国九州の人はSSDを使わない?
この記事のタイトルをどのような表現にしようかと、Googleトレンドで検索してみました。
SSD 交換で検索したとこ
すると・・・
どうですか、偏ってますよね。
東北や四国九州の人は、SSDに交換したりしないんですかね?
自分でしないか、お金持っているから初めからSSDのPCを買っているとか。
我慢強いから遅いHDDでも耐えて使っているとか。
そもそも遅いと感じていないとか・・・
上記は検索件数の5年間のデータですが、ずっと同じくらいです。
5年間ずっと遅いHDDで我慢しているとすれば、もう慣れましたかね。
地域が偏っている理由が知りたいもんです。
調べてみようっと。
以上、何かの参考になればうれしいです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。
スポンサーリンク