今日4月23日まで開催されていたINTERMOLD2022に行ってきました。
おなじみのインテックス大阪(大阪市住之江区)での開催です。
コロナ流行が始まってから行けていないので、久しぶりですね。
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来場者、少なかったですね
開場10:00寸前に着いたのですが、歩道橋は誰も歩いていない。
開場前のひろーい広場にも、まばらに20人ほどだけ。
もしかして出展者よりも少ないのでは・・・
受付け前からは、そこそこ集まっていたので一安心。
中に入ると、更に人がいましたね。
以前より、だいぶん少ないですが。(^^;)
一部はコロナワクチンの接種会場になっていましたので、そこに来た方々を差し引くともっと少ないってことですよね。
家に帰ってから、INTERMOLDのWebサイトを見てみると来場者数の速報が出ていました。
4728人、やっぱり少ないですよね。
昨日は8000人超えなので、半分ほどです。
超小型成形機や、3Dプリンタ系が多かった
どこもブースのスペースを小さめで取っておられたように感じました。
そのためなのかどうか分かりませんが、小型の機械ばかり展示されています。
EPSONさんの超小型成形機をはじめ、金型も小さい物ばかり。
3Dプリンタ系の展示も多かったです。
プラスチックが多いですが、金属焼結系のものもいくつかありました。
ステンレスと樹脂が混ざったペレットを射出成形して、炉で焼いて樹脂を蒸発させるとか。
ファナックさんが、手術ロボットの鉗子(ピンセット的な物)を成形されていました。
これは、その時に初めて知ったのですが。
金属を成形するのですがガラス入り樹脂を成形するよりも、成形機のスクリューの摩耗は少ないそうです。
ガラス入り樹脂で摩耗する原因は、ガラス繊維と樹脂を融和させるための添加剤がスクリューに付いた傷を錆びさせるからとか。
(錆びたところを、ガラス繊維が削っていく)
金属入りの樹脂もスクリューに傷はつけるのですが、添加剤がないので錆びないのです。
意外でした。
設計から生産まで一元管理できるPDM
コダマコーポレーションさんが、プレゼンされていました。
3DCADから、CAMにつながって加工機の管理まで一元でつながっているシステムです。
フランスのTOPSOLIDが手掛けているシステムですね。
確かにすべて同じシステムで流れていけば速いし、間違いも少なくなりそうです。
一元管理されていないシステムのデメリット。
- CADとCAM、管理ソフトでそれぞれ別の担当者が必要
3D-CAD、2D-CAD、3D-CAM、2D-CAM、EXCEL、生産管理システム など - ソフトが別だと、トラブル時にベンダーのサポートが限定的になる
- 渡したデータが一部崩れている
- データ受け渡し時に、人的ミスが起こる
- 全体的な管理は、結局手作業
ざっくり言うと、儲けにならない手間が多いということですよね。
私の勤め先のような少人数の職場では、それぞれのソフトに専属の担当者を割り当てることはそもそもできませんが。
一社員の立場で言うと、部品の形状を1か所変更すればモデル・図面・加工時間の計算が瞬時に修正されるのは絶大な安心感がありますね。
今回のプレゼンはプレス金型業界向けにされてたので、射出成形金型に向けたシステムがあるのかについては調べてみようと思っています。
本題と全く関係ないですが、↓はコダマさんのTOPSOLIDのWebサイトに掲載されている画像です。
エンジンでしょうか? 12気筒で空冷ですね。
(それともコンプレッサーでしょうかね。)
こんなのを見ると、意味もなくワクワクします。変態ですね。
溶接トーチの先にカメラが付いているって便利
面白いなと感じたのが、テクノコートさんがデモされていたレーザー溶接機です。
トーチの先にカメラが付いているので、応接具合を正確に見ながら作業できます。
これ欲しいですね。
真ん中のアクリル板の中で溶接されていますが、その手元が赤矢印のモニターに溶接部分がはっきりと映し出されています。
(写真がぼけてしまっていますが・・・失礼しました。)
行ってみると、なにか面白い物が見つかりますね。
次は、7月にポートメッセ名古屋で開催されるようです。
ご都合がよろしければ、行ってみてください。
以上、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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